美味しそうに食べたい 〜 デリソフターという調理家電
歳を重ねると嚥下機能が弱まり、通常の食事ができなくなる事があります。
そうすると「きざみ食」「ソフト食」「ミキサー食」「流動食」という方法を取ります。
口からの栄養補給のためとはいえ、
いつも思うのが「あまり美味しそうな見た目ではない・・・」です。
もう少し美味しそうに食べる方法がないのか考えていました。
お豆腐、茶碗蒸し、しんじょ、おかゆ、スープ、
日頃から柔らかな食事に慣れるのが良いのか・・・と
考えを巡らせていました。
そしたらこんな便利な夢のような調理家電を知りました。
写真引用:
PRODUCT | Delisofter|デリソフター 公式サイト|GIFMO Co.,Ltd.
私たちが普段食べているものを、そのまま柔らかくするというものです。
例えば、唐揚げの表面に一種の隠し包丁を入れ、
その唐揚げを調理皿に置いて、水を加えて電源オン。
調理が終わったら、唐揚げは柔らかくなっている、というもの。
この調理家電は2021年1月20日の朝日新聞の夕刊1面で知りました。
”家族と同じ食事 そのままやわらかく”という見出し。
記事には病気で嚥下障害があるお子様のお話。
ミキサーにかけてペースト状にした食事は嫌がっていた、と。
確かにミキサーにかけると、食材の味が変わりますよね。
色もなんか固形物の食事では見慣れない色に変わってしまいますし。
この調理家電を使うことで、家族と同じ食事をとれるようになったと。
感動です。
調理家電の実物を見ていないし、試食をしていないから
どのようなものかは正確にはわかりません。
でも、食事を楽しいものだと思わせてくれるこの調理家電は
素晴らしいと思います。
家電量販店に置かれて、家に当たり前にある調理家電になることを願います。